A classic silhouette with modern ergonomics
スタジオ7.5のデザイナーは、シェルチェアの可動性に着手しました。これは容易な作業ではありませんでした。3Dプリンターを使用して人間工学における絶対的基準、すなわち身体の動きに合わせてナチュラルに動くリクライニングを達成するまで、モノシェルのプロトタイプを繰り返し作成しました。そのデザインの形状により、身体のピボットポイントが人間工学に基づいた座位に対する適切なカウンターバランスを作り出すことを可能にしました。
オプションの取り外しと交換が可能な3Dニットは、ツールなしで簡単にシェルに直接設置できます。スペースをリフレッシュする必要がある場合は、他の20種類のテキスタイルカラーのオプションの1つと交換することが可能です。
スタジオ7.5は、ゼフのデザインにおいて、ハーマンミラーの象徴的なミッドセンチュリーデザインと今日のワークチェアの人間工学との間にあるギャップを埋めることを目指しました。その結果、快適さやスタイルを損なうことない新しいデザインが実現しました。
ほとんどの一体成型のシェルチェアは定位に固定されていますが、ゼフのキネマティックモノシェルは、シッターの自然なピボットポイントを利用して適切なカウンターバランスを作成し、自然なリクライニングを提供します。
Studio 7.5
ベルリンを拠点とするStudio 7.5にとって、ハーマンミラーのためにデザインした最新チェアは、探し求めたゴールとも言えるものです。それは、瞬時に個人に合った快適性を提供するという、全く新しい基準を生み出したデザインです。
「学生はノートパソコンや自転車に投資しますが、最初に椅子に投資することは滅多にありません」とバークハルト・シュミッツと兄弟であるローランド・ツヴィックと共にスタジオ7.5の指揮を取るカローラ・ツヴィックは述べます。「チェアは、彼らの初任給後の最初の投資かもしれません。そのためにも、そして学生がすべての時間を費やしている私たちの大学のような機関のためにも、私たちは、最も重要な機能を提供する、質が高く、正直で、シンプルな製品を作りたかったのです」。シュミッツは、「手頃な」チェアを作成することが目標ではなく、人間工学に基づいたチェアの真の本質を凝縮することが目標であると付け加えています。
Herman Miller
デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある
1923年創業(前身のスターファニチャーカンパニーは1905年創業)のハーマンミラー社は1930年代の大恐慌の時代、コンテンポラリーな家具に事業の生き残りを賭けました。この賭けは大成功を収め1945年ハーマンミラー社は伝統的な家具の生産を止めのちにモダンファニチャーと呼ばれるようになるコンテンポラリー家具に事業を一本化します。1960年には、オフィスワーカーの真のニーズと会社や組織が必要としているものの探求を開始しました。オフィスの生産性がビジネスにおいて主要な問題となることに気づいたのです。そうして開発された「アクションオフィス」は、その後のオフィスシステムの規範となります。
ハーマンミラー社は革新は目標ではなく研究の成果と考えています。革新は顧客のニーズに対する研究、素材屋プロセスの探求、そして社会や経済の革新に対応するデザインから生まれます。もちろん、その上にデザイナーがインスピレーションを加えます。チャールズ&レイ・イームズのプライウッドチェア、ロバート・プロプストのアクションオフィス、ビル・スタンフのアーゴンチェアとアーロンチェア、そしてアイシェ・バーセルのリゾルブシステムなどはすべて、そのような相互作用から生まれて来たものです。ハーマンミラー社と彼らを結び付けたものは「デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある」という共通の想いです。デザインのためにデザインをするのではなく、人間の身体構造や人間を取りまく環境のリサーチから新しいデザインを生み出そうという情熱です。
品質管理部門は業界基準10万回の座面テストを100万回繰り返します。素材から開発する比類なき研究開発部門そして最先端の製造プロセスを実現する製造部門。これらすべてにおいて人間の身体や環境のリサーチにより新しいデザインを生み出そうというハーマンミラーの思想を決して忘れません。ハーマンミラーの製品は座るという行為に関わる問題をリサーチして生まれた必然のかたちなのです。また地球資源をセーブし環境負荷を軽減するために、ハーマンミラーの製品は耐久性・信頼性の向上につとめワークチェアは製品保証期間を12年としています。また、革新性のもう1つの側面「リスクをとること」も同様に重要です。ハーマンミラーは、リスクをとる意欲を常に持ち続けるよう努めています。企業規模が拡大し、資本に対する責任も大きくなるにつれ、リスクを最小限に留めるプレッシャーも増してきました。しかしながら、成功を確信できる新しい製品――ときには時代を変える革新性を持つ製品――を送り出していくリスクをハーマンミラーはとり続けています。
Herman Miller 品質保証
製品名 | 保証期間 |
アーロンチェア | 12年 |
エンボディチェア | 12年 |
ミラ2チェア | 12年 |
セイルチェア | 12年 |
セラチェア | 12年 |
セトューチェア | 12年 |
コズムチェア | 12年 |
イームズ オフィス製品 | 12年 |
イームズ ホーム製品 | 5年 |
ガス圧シリンダー(オフィスチェア各製品) | 2年 |
品質保証の条件ハーマンミラージャパンの正規販売代理店から直接購入された製品(新品)であり、かつ利用されているご購入者ご本人からのご要望であること。ハーマンミラーの指定製造工場において製造された製品であること。お客様で製品の分解や改造がされていないこと。製品の設置および使用方法が正しくおこなわれていること。中古品および個人売買、またはネットオークション等で購入された製品に品質保証は適用されません。ハーマンミラー品質保証請求詳細に関してはこちら。