新しい8Zペリクル・エラストマーサスペンションには視覚的に均一な表面でありながらテンションを変えた「8つのゾーン」があります。背中4つ・座面4つでゾーニングされています。より身体に適した圧力分散を実現しました。また身体の熱が通過して、快適な皮膚温度を維持するのを助けます。新しい8Zペリクルにより快適で人間工学的なサポートを提供します。
ハーモニック2チルト機構は革新的なチルト機構です。これまでのチェアのチルト機能は筋肉を使いリクライニングしていました。アーロンチェアのチルトメカニズムは、足首、膝、腰 肩、首を軸としたチルトを可能としました。これにより、自然な身体の動きを妨げず、重心の前後の移動のみでリクライニングが可能となりました。30度のリクライニングの範囲内で常に身体のバランスを保ち、適切にコントロールします。作業中のあらゆる姿勢を健康的かつ快適なものとします。
ハーマンミラー社がポスチャーフィットを開発した背景には、深く座らずに、オフィスチェアの座の前方部分にのみ体重をかけたまま、長時間座って仕事をしているワーカーが多いというリサーチの結果があります。背と腰をサポートしないまま前屈みの姿勢を続けると、首や肩のこり、頭痛や疲労感,腰痛などの問題を引き起こすケースが多くなります。前屈みにならずに背骨のカーブを正しく保つためには、人間が立っている姿勢の時と骨盤の角度が同じになるように、背もたれの下方部分と座る人の骨盤部分との隙間をなくして、しっかりサポートすることが重要となります。通常は、深く腰掛けてもこの部分には隙間ができてしまいます。そこで、ハーマンミラー社はオフィス家具メーカーとして初めて、新たな腰部のサポート機能を開発しました。このテクノロジーは、腰痛治療の専門家であり、人間工学の観点から椅子を研究しているブロック・ウォーカー博士と共に開発されました。ブロック・ウォーカー博士は、飛行機やレーシングカーのコックピットの開発に携わるなど、海洋産業や航空宇宙産業、モータースポーツ産業など様々な分野でコンサルタントとして活躍をし、高い評価を受けています。
硬くする:背もたれに寄りかからないで、ダイヤルをプラス+の方向に回します。
柔らかくする:背もたれに寄りかからないで、ダイヤルをマイナスーの方向に回します。
*背もたれに軽く寄りかかると、背中を支えながら傾き、戻るときには背もたれが自然についてくる程度が適度な固さです。*一番硬い状態から一番柔らかい状態まで約7回転になります。
範囲を設定する:背もたれに寄りかからないで、レバーを前方向に押します。範囲設定したい位置を2段階の中から選びます。
設定を解除する:背もたれに寄りかからないで、レバーを後ろ(レバーが止まる3箇所の内一番後ろ)に倒します。*操作の方法を誤ると故障の原因となります。*背もたれに寄りかかるのをやめると、背もたれの位置は元に戻ります。(固定ではありません)
操作箇所:座面右下のレバー
高くする:座面に座り、少しずつ腰を浮かしながらつまみを上下左右いずれかの方向に動かすと座面が高くなります。希望の高さになったらつまみを離します。
低くする:座面に座った状態でつまみを上下左右いずれかの方向に動かすと座面が低くなります。希望の高さになったらつまみを離します。
リマスタード・アーロンチェア ライトモデルのポスチャーフィットはミニマムなデザインでありながら骨盤を中心にしっかりと腰をサポートします。骨盤がサポートされるように座面の奥まで深く腰を掛けてご使用下さい。※ライトモデルのポスチャーフィットには、調整ダイヤルはありません。
アーロンチェアは、人体測定学的に最も広範囲な体型に対して同じ快適性をご提供します。できる限り広範囲な体型のニーズを満たすために、アーロンチェアは3種類のサイズでデザインされました。この考えはアーロンチェアのDNAの不可欠な要素になりました。よってリマスターされた新しいアーロンチェアも同じように人体測定学的な Aサイズ(スモール) Bサイズ(ミディアム) Cサイズ(ラージ) の3種類のサイズで提供されています。
ビル・スタンフとドン・チャドウィックは、1976年にハーマンミラー初のエルゴノミクス・オフィスチェア Ergon chair (アーゴン・チェア) を制作しています。1979年には、人間工学に基づいた着座ソリューションを実現したEqua chair (エクア・チェア)を発表します。ビル・スタンフは、コンピューターがオフィスに導入されはじめた当時の状況や変化が、人々のニーズにうまく対応できていないことに気づき、まったく新しいオフィスチェアの設計に着手します。それが後に高機能オフィスチェアのデファクト・スタンダードとなる「アーロンチェア」でした。
私は、崖っぷちに立ったときに最も充実した仕事ができます。ハーマンミラー社のD.J.デプリーは、私に言いました。「よいデザインは単に優良なビジネスであるというだけでなく、道徳的な義務である」と。私にとって最大のプレッシャーです。 — ビル・スタンフ
ともに1936年生まれのビル・スタンフとドン・チャドウィックは、オフィス家具史上における最強のデザインデュオです。チャドウィックとスタンフのパートナーシップは、チャドウィックのマテリアルと製造プロセスへのこだわりと、スタンフの人間工学(エルゴノミクス)へのこだわりに基づいていました。その結果、高度な技術を駆使し、ほぼすべての人に適した、耐久性のあるチェアが完成したのです。
2016年、チャドウィックの協力を得て、座るという科学に関する新たな研究に加え、素材、製造、技術の進歩を取り入れたアーロンチェアは最新版(リマスター)にヴァージョンアップしました。
デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある
1923年創業(前身のスターファニチャーカンパニーは1905年創業)のハーマンミラー社は1930年代の大恐慌の時代、コンテンポラリーな家具に事業の生き残りを賭けました。この賭けは大成功を収め1945年ハーマンミラー社は伝統的な家具の生産を止めのちにモダンファニチャーと呼ばれるようになるコンテンポラリー家具に事業を一本化します。1960年には、オフィスワーカーの真のニーズと会社や組織が必要としているものの探求を開始しました。オフィスの生産性がビジネスにおいて主要な問題となることに気づいたのです。そうして開発された「アクションオフィス」は、その後のオフィスシステムの規範となります。ハーマンミラー社は革新は目標ではなく研究の成果と考えています。革新は顧客のニーズに対する研究、素材屋プロセスの探求、そして社会や経済の革新に対応するデザインから生まれます。もちろん、その上にデザイナーがインスピレーションを加えます。チャールズ&レイ・イームズのプライウッドチェア、ロバート・プロプストのアクションオフィス、ビル・スタンフのアーゴンチェアとアーロンチェア、そしてアイシェ・バーセルのリゾルブシステムなどはすべて、そのような相互作用から生まれて来たものです。ハーマンミラー社と彼らを結び付けたものは「デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある」という共通の想いです。デザインのためにデザインをするのではなく、人間の身体構造や人間を取りまく環境のリサーチから新しいデザインを生み出そうという情熱です。
品質管理部門は業界基準10万回の座面テストを100万回繰り返します。素材から開発する比類なき研究開発部門そして最先端の製造プロセスを実現する製造部門。これらすべてにおいて人間の身体や環境のリサーチにより新しいデザインを生み出そうというハーマンミラーの思想を決して忘れません。ハーマンミラーの製品は座るという行為に関わる問題をリサーチして生まれた必然のかたちなのです。また地球資源をセーブし環境負荷を軽減するために、ハーマンミラーの製品は耐久性・信頼性の向上につとめワークチェアは製品保証期間を12年としています。また、革新性のもう1つの側面「リスクをとること」も同様に重要です。ハーマンミラーは、リスクをとる意欲を常に持ち続けるよう努めています。企業規模が拡大し、資本に対する責任も大きくなるにつれ、リスクを最小限に留めるプレッシャーも増してきました。しかしながら、成功を確信できる新しい製品――ときには時代を変える革新性を持つ製品――を送り出していくリスクをハーマンミラーはとり続けています。
Herman Miller 品質保証
製品名 | 保証期間 |
アーロンチェア | 12年 |
エンボディチェア | 12年 |
ミラ2チェア | 12年 |
セイルチェア | 12年 |
セラチェア | 12年 |
セトューチェア | 12年 |
コズムチェア | 12年 |
イームズ オフィス製品 | 12年 |
イームズ ホーム製品 | 5年 |
ガス圧シリンダー(オフィスチェア各製品) | 2年 |
品質保証の条件ハーマンミラージャパンの正規販売代理店から直接購入された製品(新品)であり、かつ利用されているご購入者ご本人からのご要望であること。ハーマンミラーの指定製造工場において製造された製品であること。お客様で製品の分解や改造がされていないこと。製品の設置および使用方法が正しくおこなわれていること。中古品および個人売買、またはネットオークション等で購入された製品に品質保証は適用されません。ハーマンミラー品質保証請求詳細に関してはこちら。