CUTOUT STEEL COLLECTION

1950年代にフリーゾ・クラマーとウィム・リートフェルトがAhrendで生み出した製品を、HAYとAhrendとのコラボレーションによりCUTOUT STEEL COLLECTIONとして復刻しました。

WIM RIETVELD

オランダ生まれのヴィム・リートフェルト(1924~1985)は、工業および家具デザイナーです。1950年にHague Academyで工業デザインを学び、1953年にギスペンでデザイン責任者を務めたのち、1958年にDe Cirkelで働き始めました。この会社はスチール家具メーカーで、1939年にAhrendグループと合併したことにより、フリーゾ・クラマーと出会いました。彼らは、1958年発表されたRESULT CHAIRなどの、象徴的なデザインのコラボレーションを数多く共同で制作しています。リートフェルトは、1960年にAhrendのPYRAMID TABLE&CHAIRも設計しました。 彼がデザインした機能性に優れた椅子やテーブル、収納システムが有名ですが、その他にも、農業機械やボート、列車のデザインも手掛けています。デザインの仕事のほか、Royal AcademyやTechnical University in Delftで講義も行っています。
HAYはAhrendとともに、RESULT CHAIRやPYRAMID TABLEシリーズを復刻しました。

FRISO KRAMER

1922年にアムステルダムで生またフリソ・クラマー。アムステルダムの応用美術研究所(現ヘリット・リートフェルト・アカデミー)のインテリアデザイン学科を卒業後、1948年から1963年まで、スチール製家具メーカーであるDe Cirkel社(1939年にArhendグループと合併)でデザイナーとして活躍しました。1971年から1983年には、同グループのアートディレクターも務めています。
彼の手掛けた代表的なデザインには、公共スペース用にデザインされた背もたれの高さが異なる2種類のコンクリート製ベンチ、REVOLT CHAIR(1953年)、そしてウィム・リートフェルトとデザインしたRESULT CHAIR(1958年)があります。デザイナーとして活躍するかたわら、フリソ・クラマーはオランダだけでなく国外のアート・デザインの研究所や教育機関の運営に多く携わり、ハーグ王立美術学院では教鞭も取りました。

HAY

HAYは、 2002年にメッテ・ヘイとロルフ・ヘイによってコペンハーゲンに設立されたデンマークの家具会社です。
「よいデザインはあらゆる人の権利である」という理念のもと、共同設立者でありクリエイティブディレクターのメッテ・ヘイとロルフ・ヘイは、幅広い層の方々に使っていただける高品質な製品を生み出すため、世界中の優れたデザイナーとの協働に取り組んでいます。

「アートの素晴らしい点、それはオリジナリティと、思いも寄らない意外性に溢れていることです。 建築は、私たちの作品を生みだす背景であり、また実際に用いられる場でもあります。そして、ファッションにはその時代の精神や出来事を反映した力強さがあります。 このアート、建築、ファッション の三者の間に存在しながらすべてを少しずつ取り入れることのできた製品こそ、いままで手掛けた中で最高の製品といえるかもしれません」
— ロルフ・ヘイ

HAYは、環境への影響を最小限に抑える長持ちする製品の開発に注力しています。リサイクル素材、FSC認証木材、水性ラッカーなどの持続可能な素材の使用を最適化し、エコ認証製品の数を増やしています。当社には厳しい規制要件があり、製品の大部分は、強度、耐久性、および安全性に関する国際規格に準拠するようにテストされています。