アレキサンダー・ジラード
1952年、ジラードはハーマンミラーのテキスタイル部門のデザインディレクターに就任しました。彼の最初のファブリックコレクションは、ストライプ、サークル、トライアングルなど幾何学的なパターンで構成されています。ジラードは世界各地のフォークアート (宗教、民族性、地域性を背景にした伝統的な形態や様式をもつ作品) に強い関心を寄せ触発されていました。フォークアートに見られる単純なモチーフの反復と変奏は、ジラードのテキスタイルデザイン全般において重要なテーマでした。色と色の組み合わせに対する彼の独創的な感性もフォークアートからの影響を見て取れます。