デザインや機能はそのままに、もう少しだけサステナブルに
Herman Millerは、地球上で最も優れたワークチェアであることに妥協することなく、アーロンチェアを改良し、ボディに海洋プラスチックを使用しました。人間工学に基づいて設計されたアーロンは、約30年前にデザイナーのビル・スタンフとドン・チャドウィックが行った広範な研究によって、幅広い体型に対応できるように設計されました。当時、オフィス家具業界では非常に画期的な製品でした。そして、それは今でも変わりません。最新の研究は続いています。海洋プラスチックを製品本体に使用し素材を革新しました。以前から、アーロンが身体にとって良い製品であることはよく知られていましたが、それに加え環境にも優しい製品となりました。

海洋プラスチック
ハーマンミラーは、海洋プラスチックに関係するサプライチェーンのグローバルネットワークを構築する初めてのコンソーシアム、NextWave Plasticsの創設メンバーです。この変換されたプラスチックを私たちの製品や工程に組み込むことで、プラスチックごみを少しずつ削減しています。
プラスチックごみは、これを処理するインフラがない沿岸都市部に堆積される傾向があります。
(1)サプライヤーは地元の収集作業員と協力して、収益性の高いプラスチックを回収します。(2)原料を粉砕し、洗浄し、ペレット化します。(3)原材料としてハーマンミラーのようなメーカーに販売され、テストと再設計が行われます。(4)最終的に、このプラスチックが多くの製品やパッパッケージに組み込まれていきます。

ポスチャーフィットSL
操作箇所:ポスチャーフィットダイアル
座って右側シートバック裏にあるポスチャーフィットダイアルを前方向(時計回り)に回して骨盤をしっかりサポートして下さい。座面の奥まで深く腰掛けて下さい。正しい位置でサポートすることにより、椎間板への負担を立っている状態の115%にまで緩和することが可能です。

リクライニングの硬さ調節 座面右下の棒状ダイヤル
硬くする:背もたれに寄りかからないで、ダイヤルをプラス+の方向に回します。
柔らかくする:背もたれに寄りかからないで、ダイヤルをマイナスーの方向に回します。

アーム角度調節
アームパッドの先端部をつかみ水平方向に動かします。コンピュータ使用時、マウス操作をするときは外側に、キーボード操作をするときは内側にするなど状況に応じて調節します。

アーム高さ調節
座面に座り、アーム付け根の後ろ側にあるレバーを上に起こすと、ロックが解除され、アームの付け根(背もたれとの結合部に近いところ)を持って上下に移動できます。適切な位置でレバーを下に倒し、アームを固定します。
チルトメカニズムは、外観がよりスリムかつコンパクトになりました。アーロンチェアが開発されて20年。エルゴノミクスへの考え方や製品に使用される素材と技術は大きく進歩しました。内部の機構はスプリングの素材を変えるなど新たな設計が採用され、よりスムーズな動作を実現しています。
アーロンチェア 3つのサイズ
アーロンチェアは、人体測定学的に最も広範囲な体型に対して同じ快適性をご提供します。できる限り広範囲な体型のニーズを満たすために、アーロンチェアは3種類のサイズでデザインされました。この考えはアーロンチェアのDNAの不可欠な要素になりました。よってリマスターされた新しいアーロンチェアも同じように人体測定学的な Aサイズ(スモール) Bサイズ(ミディアム) Cサイズ(ラージ) の3種類のサイズで提供されています。
Bill Stumpf & Don Chadwick
ビル・スタンフとドン・チャドウィックは、1976年にハーマンミラー初のエルゴノミクス・オフィスチェア Ergon chair (アーゴン・チェア) を制作しています。1979年には、人間工学に基づいた着座ソリューションを実現したEqua chair (エクア・チェア)を発表します。ビル・スタンフは、コンピューターがオフィスに導入されはじめた当時の状況や変化が、人々のニーズにうまく対応できていないことに気づき、まったく新しいオフィスチェアの設計に着手します。それが後に高機能オフィスチェアのデファクト・スタンダードとなる「アーロンチェア」でした。

 私は、崖っぷちに立ったときに最も充実した仕事ができます。ハーマンミラー社のD.J.デプリーは、私に言いました。「よいデザインは単に優良なビジネスであるというだけでなく、道徳的な義務である」と。私にとって最大のプレッシャーです。 — ビル・スタンフ

ともに1936年生まれのビル・スタンフとドン・チャドウィックは、オフィス家具史上における最強のデザインデュオです。チャドウィックとスタンフのパートナーシップは、チャドウィックのマテリアルと製造プロセスへのこだわりと、スタンフの人間工学(エルゴノミクス)へのこだわりに基づいていました。その結果、高度な技術を駆使し、ほぼすべての人に適した、耐久性のあるチェアが完成したのです。
2016年、チャドウィックの協力を得て、座るという科学に関する新たな研究に加え、素材、製造、技術の進歩を取り入れたアーロンチェアは最新版(リマスター)にヴァージョンアップしました。

デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある
1923年創業(前身のスターファニチャーカンパニーは1905年創業)のハーマンミラー社は1930年代の大恐慌の時代、コンテンポラリーな家具に事業の生き残りを賭けました。この賭けは大成功を収め1945年ハーマンミラー社は伝統的な家具の生産を止めのちにモダンファニチャーと呼ばれるようになるコンテンポラリー家具に事業を一本化します。1960年には、オフィスワーカーの真のニーズと会社や組織が必要としているものの探求を開始しました。オフィスの生産性がビジネスにおいて主要な問題となることに気づいたのです。そうして開発された「アクションオフィス」は、その後のオフィスシステムの規範となります。ハーマンミラー社は革新は目標ではなく研究の成果と考えています。革新は顧客のニーズに対する研究、素材屋プロセスの探求、そして社会や経済の革新に対応するデザインから生まれます。もちろん、その上にデザイナーがインスピレーションを加えます。チャールズ&レイ・イームズのプライウッドチェア、ロバート・プロプストのアクションオフィス、ビル・スタンフのアーゴンチェアとアーロンチェア、そしてアイシェ・バーセルのリゾルブシステムなどはすべて、そのような相互作用から生まれて来たものです。ハーマンミラー社と彼らを結び付けたものは「デザインとは人間の根本的な問題を解決するためにある」という共通の想いです。デザインのためにデザインをするのではなく、人間の身体構造や人間を取りまく環境のリサーチから新しいデザインを生み出そうという情熱です。
品質管理部門は業界基準10万回の座面テストを100万回繰り返します。素材から開発する比類なき研究開発部門そして最先端の製造プロセスを実現する製造部門。これらすべてにおいて人間の身体や環境のリサーチにより新しいデザインを生み出そうというハーマンミラーの思想を決して忘れません。ハーマンミラーの製品は座るという行為に関わる問題をリサーチして生まれた必然のかたちなのです。また地球資源をセーブし環境負荷を軽減するために、ハーマンミラーの製品は耐久性・信頼性の向上につとめワークチェアは製品保証期間を12年としています。また、革新性のもう1つの側面「リスクをとること」も同様に重要です。ハーマンミラーは、リスクをとる意欲を常に持ち続けるよう努めています。企業規模が拡大し、資本に対する責任も大きくなるにつれ、リスクを最小限に留めるプレッシャーも増してきました。しかしながら、成功を確信できる新しい製品――ときには時代を変える革新性を持つ製品――を送り出していくリスクをハーマンミラーはとり続けています。

Herman Miller 品質保証

製品名 保証期間
アーロンチェア 12年
エンボディチェア 12年
ミラ2チェア 12年
セイルチェア 12年
セラチェア 12年
セトューチェア 12年
コズムチェア 12年
イームズ オフィス製品 12年
イームズ ホーム製品 5年
ガス圧シリンダー(オフィスチェア各製品) 2年

品質保証の条件ハーマンミラージャパンの正規販売代理店から直接購入された製品(新品)であり、かつ利用されているご購入者ご本人からのご要望であること。ハーマンミラーの指定製造工場において製造された製品であること。お客様で製品の分解や改造がされていないこと。製品の設置および使用方法が正しくおこなわれていること。中古品および個人売買、またはネットオークション等で購入された製品に品質保証は適用されません。ハーマンミラー品質保証請求詳細に関してはこちら